材料の標準化を考える
2019年03月28日
貴社では材料の標準化が進められていますか?
こんにちは、ものプロのタカハラです。
材料選定は設計の重要な作業のひとつです。
設計作業で大切なことは「品質」、「コスト」、「納期」の3つを高い水準で満たすことです。
材料の標準化はこのうちの「納期」の短縮に大変有効です。
それでは「標準化」とはどのようなことでしょう?
それは使うべき材料を設計のたびに考えるのではなく、事前に決めておくことです。
一般に材料の入荷までの流れは以下のようになります。
選定作業→発注→材料商社での処理作業→入荷
材料商社での処理作業の時間は、自社のコントロール外なので、短縮することはできません。
しかし標準化で「こういった仕様にはこの材料を使う」と事前に決めておくことで、選定作業は短縮でき、結果入荷までの納期は短縮できます。
ただ、設計のすべてが標準に収まるものではありません。
その場合にはその箇所だけじっくり検討を行えばよいのです。
標準化は原則社内で統一して行うべきものです。
しかし、大きな組織でそれが難しいのであれば、先ずは小さなグループからでも始めましょう。
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